溶接は必要か
中国メーカーの仕様では、基本的にボルトによる接合で問題なく、溶接は不要とされています。ただし、内装を仕上げた後にクレーンで本体を移動させる場合、移動時の荷重によってフレームが歪み、その結果、内装のクロスや石膏ボードの継ぎ目にズレが生じるおそれがあります。そのため、完成後に移動する可能性がある場合は、ボルト締めを行ったうえで、同じ箇所を溶接して固定しておく方が安心です。
また、このフレームはラーメン構造であり、鉄骨の接合部は非常に重要な部分です。ボルトに加えて溶接によって剛接合とすることで、部材には軸力・曲げモーメント・せん断力といった応力が適切に伝達されます。