秋田のジャンボうさぎ

ジャンボうさぎ(日本白色種秋田改良種)の飼養管理法
第一章特色
1. 白色短毛種として日本一の大型種
戦前の食料難のころ、タンパク源としてうさぎを飼育していたものを大きく改良したものがジャンボうさぎの始まりと言われています。飽食である現在ではペットや実験動物用に飼育されている方がほとんどのようです。体重は6.5Kg~7Kgに達し、大きいものは10Kg以上にもなります。(平成2年に行われた第3回全国ジャンボうさぎフェスティバルでは11.1Kg が記録として残っています。)
2. 早熟で繁殖旺盛
性成熟は6ヶ月齢程度で達し、交配可能になります。発情期と休止期が繰り返して起こりますが、うさぎは発情期が圧倒的に長いのが特徴です。
一度の産子数は5~8頭で多いときは10頭以上にもなります。1年間で3~5回繁殖は可能ですが、繁殖を繰り返すと母うさぎの体力が著しく消耗するので、母うさぎの状態を考慮して交配する必要があります。
3. 粗食で丈夫
健康管理をよくすれば病気にかかることなく非常に丈夫です。雑草、野菜くず等は選り好みなくよく食べます。とにかくよく食べます。ただし、暑さと湿気には非常に弱く “ジャンボうさぎ”に育てるとき一番難しい所でもあります。
第二章 飼料(うさぎのエサ)
“ジャンボうさぎ”に育てるには他のうさぎと違って主食の草のほかに相当量の濃厚飼料が必要です。大食で志草以外のどんな草でも好んで食べますが、通常のエサを与えていても大きくはなりません。“ジャンボうさぎ”にしてみたいのであれば子牛に給与する濃厚飼料等を与えて下さい。(濃厚飼料についてはお近くの
JA等にご相談下さい。)
どんな草でも食べますが、濡れた草などは適度に乾かしてから与えるようにして下さい。特に子うさぎのときは抵抗力が弱く、下痢になると致死率も高いので十分注意して下さい。
①野草類
コモギ、タンポポ、アザミ、ハコベ、オオバコ、セリ、シベ類、クローバー、牧、 葛の葉、キク科、牧草など
② 蔬菜、根菜類の青い葉
キャベツ、人参・芋類・大根類とその葉な
③穀類
大豆、小麦、えん麦、シイナ、くず米、ひまわりの種、圧ペン麦、圧ペンとうもろこし、 子牛に給与する濃厚飼料など
④粕類
油粕、大豆粕、大豆糖、豆腐粕、ピートバルブ、デンプン、フスマ、米糠
※毒草(通常食べませんが、空腹時など誤食する恐れがあります)
毒セリ、キンボーゲ、毒人参、毒ホオズキ、エニシダ、ケシ類、
「ヤマブキ草、トリカブト、タバコ、山牛蒡、朝鮮朝顔、イタホホオズキなど
第三章 交配
妊娠するまで
繁殖行動(落ち着きがない、ワラをくわえて跳ね回る、床を強くたたく等等・・・)が表れたら、繁殖させるオスとメスを一緒にします。(通常は雌雄別々に飼います。)この時、 オスのケージにメスを入れるようにして下さい。縄張り意識が強いメスのケージにオスを入れるとケンカしたり、交尾がうまくいかない時があるからです。
交尾の後はすぐにオス、メス別々に分けてください。いつまでもオスが一緒だとメスが落ち着かず繁殖に支障をきたす場合があります。
1. 妊娠から出産まで
妊娠前期は神経質になることもあるので、できるだけ静かな環境を用意してあげましょう。エサは栄養バランスのよい新鮮なエサと水を与えてください。
妊娠後期になるとワラを集めその上に胸や腹の毛をむしり巣を作ります。いつでもうさぎがワラなどを使えるように、ケージの中にワラや牧草を十分に敷いて下さい。
うさぎの妊娠期間は31日前後です。出産は夜間など静かなときに行なうケースが多いです。祓いをして外から見えなくなる部分を作ってやるなど、安心して出産できる環境を整えて下さい。
第四章 発育状況
2. 分娩から離乳まで
うさぎは受胎から31日目前後で出産します。出産時の産仔の体重は80~100gで色は赤です。授乳は人目に触れないように行います。かわいい仔うさぎですが、母うさぎが育児に集中させるためにも仔うさぎに出来るだけ触る事はしないようにしましょう。触れたい場合は触れる手を母うさぎの臭いをつけてから触れるようにして下さい。授乳中の母うさぎには十分な量のエサと水を必ず与えてください。万が一水を切らすことがあると、 仔うさぎを食べてしまうことがありますので十分に注意して下さい。
仔うさぎは生後10日目頃に眼を開き、15~16日頃になれば餌を食べ始め発育が大変盛んになってきます。仔うさぎが餌を食べるようになったら、容器に濃厚飼料(フスマ、 、とうもろこし等のひきわりの粉末状のもの)を入れて置けば喜んで食べ、 発育が一段と盛んになります。35~40日頃で母うさぎから離すことが出来ます。離乳時の体重の目安は600~650gです。
3. 離乳後~
仔うさぎは生後3ヵ月位までオスメスを群飼い出来ますが、これを過ぎるとオスとメスは別々に飼育しましょう。近親交配やいじめの危険があるからです。母うさぎは体力が消耗しているので1頭で十分に休ませてあげましょう。
種付
分 娩
離乳
1回目
11月下旬
12月上旬
翌年1月下旬~2月上旬
繁殖時期具体例
2回目
1月中旬
2月中旬
3月中旬~下旬
3回目
3月上旬
4月上旬
5月上旬~中旬
4回目
4月下旬
5月下旬
6月下旬~7月下旬
5回目
6月上旬
7月中旬
8月中旬~下旬
第五章 飼養環境
最近では屋内で飼育される方も多くなってきていますが、屋内・屋外で共通する環境は ① 風通しがよいところ
② 夏特に涼しく、冬暖かいところ (暑さ・湿気には要注意!)
が重要です。ベランダなどで飼育する場合は日陰を確保して下さい。屋内でエアコンや扇風機を使う場合は直接風を当てないよう注意して下さい。
ケージの中はうさぎが常にきれいでいられる様、糞尿処理を気をつけましょう。清潔な環境を整える事が、うさぎを健康に育てる第一条件です。
体が丈夫な“ジャンボうさぎ”ですが、万が一病気にかかったら速やかに動物病院に連れて行ってください。他の動物に比べて体が小さい分、病気の進行が早いので、早期発見、 早期治療を心がけましょう。
主な病気
コクシジウム(寄生虫疾患)・・・下痢や食欲不振が症状として現れます。致死率も高いので、早い時期に動物病院で治療を受けましょう。ケージ内を清潔に保つことが予防になります。
スナッフル (呼吸器系疾患)・・・鼻水やくしゃみなど風邪の症状が現れます。肺炎まで病気が進行すると呼吸困難になります。風通しをよくし、 急な温度変化を避けるようすることが予防になります。
鼓腸症(消化器系疾患)・・・元気と食欲なくなることが症状として現れます。消化器管内にガスが溜まっておこる疾患です。予防法としては水分の多い穀類を与えないことや、乾草など繊維質の多いエサを与え胃腸の運動を活発にすることです。
全国ジャンボうさぎフェスティバルでお待ち
しております(毎年10月中旬開催)
(今年は10月28日、29日を予定しています!)
【うさぎ品評会】
・M級の部(雌雄別) ・・・体重6kg未満
・L級の部(雌雄別)・・・体重6kg以上8kg未満
・ジャンボ級の部 (雌雄問わず)・・・体重8kg以上
・体長ジャンボの部・・・体長が最も長いもの(M、L、ジャンボの部から選出)
・体重ジャンボの部・・・体重が最も重いもの (ジャンボの部から選出)
・セットジャンボの部・・・3頭の合計体重が最も重いもの
